[2018年有馬記念出走馬分析] キセキ

過去の重賞出走馬分析

春先は不振続きだったキセキ。

しかし秋は非常に順調で、昨年の菊花賞制覇がフロックではなかったことを証明するような走りを見せています。

近況から見る能力

近走:この秋は非常に安定

秋は毎日王冠で復帰してからG1戦線で3着−3着−2着と非常に安定しています。

春の日経賞の頃は突然かかる面を見せ始めて次走宝塚記念を含めても不安定なレース内容でしたが、秋になってからは去年の今頃とは全く違うレースぶりで安定しました。

前走内容:スーパーレコードの2着だが展開も向いた

2分20秒6とスーパーレコードのでたジャパンカップでしたが、レース内容としては高速馬場の前残りレースでした。

だからと言って2着のこの馬の評価を落とすわけではないのですが、時計ほどの内容はなかったのでは?と個人的には思っています。

ペースもあの馬場状態としてはハイペースとも言えず摩擦の少ない競馬がこの馬の脚質と適性と噛み合った結果だと思っています。

力関係とクラス実績:最上位の一頭

菊花賞1着、ジャパンカップ2着。

レイデオロ以外の馬に実績面で劣ることはありません。

力関係では最上位の一角でしょう。

あとは3歳馬のブラストワンピースが未知の相手といったところでしょうか。

立ち回り力

脚質:先行脚質は有利

去年の秋は中団からのレースが多く差しタイプの馬でしたが、今年の秋に復帰後は逃げ先行馬に変貌しました。

昨年キタサンブラックが逃げ切ったように小回りの有馬記念では有利な脚質です。

気性とスタート:今は問題なし

春の日経賞の内容を見ると引っかかって騎手が持って行かれたようにも見えましたが、それ以降のレースでは掛かるような面は見せていません。

スタートはそれほど速くはなく少し追っ付け気味で先行策を取っているのですが、それでも折り合いを欠いているわけではないので良い操縦性を身につけています。

気性面が安定しました。

今回の枠順:7枠14番

過去10年の有馬記念では14番より外の馬の勝利実績はありません。

ただ先行馬ですのでこの枠からでもスンナリ先手を取ればロスを最小限に抑えられるかもしれません。

適性

コースと距離:小回りコースや坂にやや不安

中山は春に有馬記念と同条件の日経賞に出走し大敗した1戦だけです。

このレースはトリッキーなレースをしたのが敗因なのかもしれませんが、好走している条件はほとんど急坂のない大箱条件のレースです。

距離自体は菊花賞で3000mをこなしているのでこなせる範囲でしょう。

しかし小回りの中山と坂には不安があります。

馬場状態は不問のタイプで重馬場はこなすでしょう。

血統:ルーラーシップ産駒はまだ未知数な面あり

ルーラーシップ産駒はまだ3世代ほどしかデビューしていないので中山の2500mは出走歴が多くありません。

それでもロサグラウカが12月の同条件を勝っているように潜在適性には問題なさそうです。

同じ中山のG1である皐月賞でもルーラーシップ産駒が穴を2回も開けているように、血統的にはこなせない条件では無いです。

最も得意としている条件:外回りの2000〜3000m

過去にベストパフォーマンスを見せた条件は全て直線の長い条件のレースです。

不良馬場の菊花賞、超高速馬場のジャパンカップと馬場状態は不問ですが、長くいい脚を使うタイプで直線長く急坂のない条件が最も向くようです。

小回りの条件は今年の春に日経賞と宝塚記念で大敗と結果が出ていません。

この秋の3走はともに東京コースで有馬記念の行われる中山2500mとはかなり条件が違っていますので、これまでのような力が発揮できるかどうかは不明です。

騎手:川田将雅

近況:この秋のG1戦線で大活躍

今年の秋はほとんどのG1レースを外国人騎手が制していますが、唯一日本人が勝利したのがスプリンターズSでの川田騎手です。

このスプリンターズS以外のG1でもキセキ、ミッキーチャーム、アルアインを馬券圏内に持ってきていて絶好調です。

この条件での成績:イマイチ

絶好調の川田騎手なのですが中山の2500mという舞台では全く活躍できていません。

有馬記念ではエピファネイアやラブリーデイといった人気馬騎乗でも馬券圏外でした。

関西所属の騎手で乗鞍が少ないのも理由ですが実績の割に物足りません。

10年前の有馬記念で超人気薄のアドマイヤモナークを2着に持ってきたこともあるのですが、この時は展開がハマりました。

その他のファクター

ローテーション:反動が気になるが

秋4走目で前走世界レコードの2着。

反動が気になるのですが、前3走は高速馬場で摩擦が少ない競馬でした。

そう考えると案外反動は無いのかもしれません。

調教師と調教内容:CWで単走

調教師は角居厩舎のスタッフが担当しているのでしょう。

角居厩舎はヴィクトワールピサでこのレースを勝利しています。

調教はCWコースで単走追いです。

タイムは68.9-53.1-39.3-11.9。

調子は維持しているといったところでしょうか。

総合評価

能力 秋は安定して力を発揮。実績も上位。○
立ち回り 外枠だが先行策で ◎
適性 急坂と小回りは? △
騎手 絶好調だがこのコース得意としていない △
その他 反動あるかはわからない
総合 コースこなせれば上位

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