[2018年ホープフルS出走馬分析] ニシノデイジー

過去の重賞出走馬分析

母系にセイウンスカイやニシノフラワーという一昔前の西山牧場生産の名馬たちの名前が並ぶニシノデイジー。

ノーザンファームの良血馬が席巻する現代競馬においては地味な血統の馬ですが、ここまで重賞2勝と今年の2歳馬たちの中でも屈指の実績を誇ります。

近況から見る能力

近走:ここまで3連勝でオール連対

デビュー戦こそ後の函館2歳Sの2着馬ラブミーファインに敗れましたが、それ以降は3連勝とここまで4戦はオール連対というほぼ完璧な成績です。

しかも全4走は全て上がり2位内の脚を使っていて勝負強いしぶとい末脚を持っています。

前走内容:好メンバー相手にしぶとく抜け出す

高速馬場への対応が鍵となった前走東京スポーツ杯はややスタートで遅れましたが、馬群の後方の内でタメを効かせ直線しぶとく抜け出ました。

この東京スポーツ杯は次走朝日杯FS2着のクリノガウディーや評判馬であるヴェロックス、ルヴォルグなどがいて非常に好メンバーでした。

頭数も16頭立てと小頭数の多い今年の2歳重賞レースの中では1番タフなレースの一つでした。

力関係とクラス実績:今回のメンバーでは実績断然

重賞2勝は今回のホープフルSの出走馬の中では断然の実績です。

2走前の札幌2歳Sでも後の京都2歳Sの勝ち馬クラージュゲリエを倒していますし、今年の2歳中距離戦線の有力馬をこの2戦でことごとく破っています。

立ち回り力

脚質:器用な立ち回りが出来る

2戦目こそコーナーで外に膨らむ面を見せていましたが、それ以降のレースではそういう面は見せていません。

前走の東京スポーツ杯では後方内で立ち回り直線馬群抜け出るというレースをしていましたが、2走前の札幌2歳Sではコーナーで捲り上げ直線では早めに先頭集団に並ぶという自在なレースセンスが持ち味です。

この器用さは小回りの中山コースでは強み味になります。

気性面とスタート:スタートはあまり速くない

気性面ではこれまでレース中には難しい面は見せていないので初の中山コースに戸惑わなければ大丈夫でしょう。

スタートはいつもやや遅めです。

しかしレースセンスの良さでカバーできているので、致命的なものではありません。

今回の枠順:1枠1番

絶好枠と言いたいところですが先週の馬場状態をみると内枠はそれ程有利ではないようです。

馬群を上手く捌いてこられるか騎手の腕にかかりそうです。

適性

コースと距離:未経験だが向きそう

コースや距離はほとんどの馬が未経験ですので条件は同じです。

ニシノデイジーは中山と似た馬場質の北海道戦で結果を残して来ている馬で、未経験でもおそらく中山の馬場は向くでしょう。

血統:ハービンジャー産駒が得意とする条件

父ハービンジャーは中山2000mで何度も重賞勝ちがあり非常に得意としております。

特に先週の有馬記念もハービンジャー産駒のブラストワンピースが勝利しているように、現在の中山の馬場はハービンジャー向きです。

今回の出走メンバーの中では潜在的な適性はナンバーワンでしょう。

最も得意としている条件:ここまででは札幌1800mか

ここまで1800m戦しか使っていないのですが、一番内容が良かったのは札幌の1800mでのレースでしょうか。

コーナーで捲っていける脚は小回り向きのものです。

東京の高速馬場もこなしましたが本質的にやや時計のかかる小回り向きでしょう。

騎手:勝浦正樹

近況:今年は12月23日現在27勝

関東の中堅騎手でG1では地味な騎手ですが、今年はニシノデイジーで重賞を2勝しています。

関東の騎手ですので中山コースは主戦場です。

この条件での成績:ここ3年の勝率1%

勝浦騎手は中山2000mで2015年以降50回以上騎乗してわずか1勝です。

有力馬が少ないとはいえ心許ない成績です。

その他のファクター

ローテーション:レース間隔的には悪くないが

まだ2回目のG1ですのではっきりとした傾向は出ていません。

昨年は東京スポーツ杯2着のルーカスが2番人気で着外に破れていますが、レース間隔的には悪くはないのでこのローテーションが悪いともいえません。

調教内容:Wコースで併せ

最終追い切りは美浦のWコースで併せて70.3-55.0-39.7-13.0というタイムです。

先週までにびっしりとやっているので直前は軽めですね。

仕上がりは良さそうです。

総合評価

能力 実績はナンバーワン ○
立ち回り 内から抜けれるか ○
適性 潜在的には向く ○
騎手 このコース実績ない ×
その他 今の馬場はハービンジャーに向く
総合 混戦向きで騎手次第

コメント