史上最強世代と言われた2016年クラシック世代の2番手グループを形成していた実力馬スマートオーディン。
謎の転厩と長期休養でかつての輝きを失ってしまいました。
果たしてここでの復活はあるのでしょうか。
近況から見る能力
近走:凡走続き
昨年夏に約2年の長期休養から復帰しましたが、12着、15着、9着と精彩を欠いています。
スピード能力は健在なのですが気性面で制御不能になることがほとんどです。
前走内容:出遅れて引っかかる
夏以来の復帰戦となった前走リゲルSですが、スタートで出遅れ道中は引っかかり最後方から4コーナーでは2番手に上がるというチグハグすぎる内容でした。
気性面にかなりの問題を抱えていそうです。
力関係とクラス実績:過去には重賞3勝
過去には重賞を3勝もした馬ですが、近走は見る影もない大敗が続いています。
実績は過去の栄光と思った方がいいでしょう。
適性
コースと距離:京都では重賞勝ち
2016年に京都新聞杯を制していますので京都コースは得意です。
距離に関しては気性難の影響で近走マイル戦を使っていますが結果は出ていません。
血統:ダノンシャンティ産駒は出走歴自体少ない
意外にもダノンシャンティ産駒は京都1600mへの出走歴がほとんどありません。
2016年以降4戦して2着1回3着1回という成績で複勝率は50%です。
しかしこれではサンプルが少なく参考外です。
最も得意としていると思われる条件:全盛期は外回りの中距離戦が得意
全盛期の頃は直線の長い外回り中距離戦がベストでしたが、今は別の馬のようになっていますので不明です。
立ち回り力
脚質:本来は後方からの差し
全盛期は後方から鋭い末脚を繰り出していましたが、現在は後方待機をしても引っかかってしまい中途半端な先行策になってしまっています。
もしも折り合えば以前のような後方待機からのレースを見せてくれるかもしれません。
気性面とスタート:気性もスタートもメチャクチャ
現在はスタートで出遅れ、道中は引っかかるという制御不能な気性難を発症してしまっています。
休み明け2戦目でどこまで変わるでしょうか。
騎手:秋山真一予定
近況:昨年は31勝
結構重賞戦線でも活躍しているイメージですが2018年は31勝しか挙げていません。
それでも昨年はダイメイプリンセスやキンショーユキヒメで重賞2勝を挙げています。
この条件での成績:あまり得意では無い
2016年以降18戦して0勝と京都外回り1600mは得意としていません。
特別乗鞍が少ないわけでは無いので気になる成績です。
仕上げ
ローテーション:前走リゲルS組は好成績
ローテーション的には前走リゲルS組は好成績を挙げています。
ただこの馬の場合は休み明け2走目で気性面がどこまで良化するかが鍵です。
一週前の調教内容:坂路中心に乗り込む
栗東の坂路中心で乗り込み52.2-37.5-24.9-12.2という時計を12月26日に計時しています。
坂路の時計は全盛期とそんなに変わらないのですが、現在のところ成績は伴っていません。
総合評価
能力 | 3年前とは別の馬で厳しい |
適性 | マイルは実績ない |
立ち回り | ほぼ制御不能 |
騎手 | 過去3年この条件勝利なし |
仕上げ | 坂路では好時計 |
総合 | 重賞3勝は過去の栄光で厳しい |
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